なるべく安く、なるべくキレイなホテルに泊まりたいが…(イメージ)
さまざまなモノの価格が上がっているなか、インバウンドの影響もあり、高騰に拍車がかかっているのが「宿泊費」である。それが旅行ならば人気エリアを外す、あるいは「遊興費は仕方ない」と割り切るなど多少の融通もきかせられようが、どうしようもないのは出張時の宿泊費。なかでも東京のホテル代の高騰に、ビジネスマンが悲鳴を上げている。なかには仕事の出張なのに、「足」が出てしまう人たちもいるという。出張族たちのリアルな声と、その対抗策についてレポートする。
会社規定の出張費は「据え置き」のままで不満
兵庫県の団体職員・Tさん(20代/女性)はGW明けの5月中旬、人生初の東京出張で“都会の洗礼”を受けた。
「出張が決まったのはGW直前でした。東京ならホテルはいくらでもあると思い、悠長に構えていたのですが、予算内に収まるホテルがまったく見つからないんです。うちの会社は役職に関係なく出張の宿泊費は1万円で、余った分はもらえるルール。浮いた分で食事でもしようと思っていましたが、甘かったです……。
幸い親戚が都内に住んでいるので泊めてもらいましたが、わざわざ布団まで用意してもらって、申し訳なかったです。これだけ物価が上がっているのに、出張費がずっと据え置きの会社の姿勢には、言いたいことが山ほどあります」
コロナ禍以前であれば、出張時の宿泊費が1万円というのはおおよそ妥当な水準だったろうが、インバウンド需要や物価の高騰により、主要都市のホテル代は急騰。都心部では、ビジネスホテルでも1万5000円を超え、2万円台に達することも珍しくない。
