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ライフ

「予算内で収まらない!」東京のホテル代高騰に出張族から悲鳴が続々 少しでも安く泊るために新宿・品川・池袋を避け、「蒲田」「北側エリア」に熱視線

節約しようとしたあれこれがトラブルのタネに

 月1回のペースで東京出張があるHさん(50代/男性)は、宿探しで数々の失敗を重ねてきた。

「今は本当に宿泊費が高い。安さに惹かれてカプセルホテルを利用したことがありますが、出張で使うのは厳しいですね。資料の確認やパソコン作業をする場所がなく、カプセル内でパソコンを使っていたら、キーボードを叩く音がうるさいと注意され、トラブルになりました。大事な書類が入ったカバンをロッカーに預けるのも不安でした。

 取引先から距離の離れたホテルに泊まったら、強風で電車が止まって冷や汗をかいたこともあります。『振替路線をご利用下さい』と言われてテンパってしまい、結局、アポイントの時間を変えてもらいましたが、前泊の意味はありませんでした。安いと思って予約したホテルが駅から遠く、移動で苦労したこともあります。翌朝は雨でタクシーを使わざるを得ず、何のために節約したのかと」

具体的な狙い目はどこか

 Hさんが最近、東京出張時の“定宿”にしているのは「蒲田」である。

「羽田空港が近いためホテルが多いですし、飲食店も充実しています。取引先が新橋なので、以前は水道橋や神田に泊まっていましたが、最近は高くて……。蒲田は距離こそありますが乗り換えはなく、新幹線が泊まる品川にも出やすい。JR京浜東北線の大井町~大森~蒲田はホテルが多く、交通の便も良いので“愛用”しています」

 Sさんが目を付けているのは北側エリアだという。

「東京出張の際は大塚か巣鴨、赤羽に泊まることが多いです。ホテル代の水準、都心へのアクセスを考えるとコストパフォーマンスが良い。新宿や池袋のような巨大ターミナル駅で迷子になる心配もありません」

 都内の宿泊事情に詳しいライターの金子則男氏は、他にもおすすめのエリアがあると指摘する。

「葛西・西葛西エリアは近年、急激にホテルが増え、ビジネスホテル激戦区になっています。地下鉄で大手町や日本橋まで10分程度と、アクセスは良好。近隣の錦糸町や新小岩も比較的リーズナブルなエリアです。

 さらに宿泊費を削りたいなら、“東京以外”に目を向けるのも選択肢の1つです。川崎はホテル激戦区ですし、埼玉県の戸田・川口、つくばエクスプレスや東武東上線沿線にもビジネスホテルはあります。ただし、価格は抑えられますが、交通費も計算する必要はあるでしょう。

 どうしてもホテル代を抑えたいなら、鉄則は、東京駅、品川、新宿、池袋といった、超一等地を候補から外すこと。電車で1~2駅移動するだけで価格は大きく変わります。初心者は山手線沿線に泊まりがちなので、山手線の円の外に出たり、地下鉄駅を探すのも有効です。また、日曜日はビジネスホテルの価格が下がる傾向があるので、日程調整が可能なら狙い目です」

 限られた予算で、いかに快適な宿を選ぶか。ホテル選びでもビジネスマンのスキルは試されている。

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