「IT系なら大丈夫」と思っていたら上司に叱られた
外資系の新興ITコンサル企業に勤める男性・Bさん(20代)も、ハーフパンツ出勤で注意を受けた経験がある。Bさんは「IT系だから」という認識で、職場での服装はラフなもので問題ないと捉え、ハーフパンツで出社した。
「うちの会社は外資系のITコンサルで、服装はかなり自由です。Tシャツ、スニーカー、キャップの人もいますし、オンライン会議中心の日なら、ビデオオフなので、どんな服装でも問題ないと思っていました。ある日、暑かったので黒のハーフパンツで出社したら、上司から呼び止められ、『さすがにハーフパンツはないよ。いくらラフで良いからって、デニムとハーパンだけは非常識』、『クライアントの目に止まる可能性もあるし、本当なら今すぐ帰宅して履き替えてきて欲しいくらいだ』と、強く注意されました」(Bさん)
Bさん本人は「IT系だから問題ない」という認識だったが、上司は「あくまでもコンサルなのだから、コンサルとして恥ずかしくない格好を」と指摘したという。
「自分では“短パンでも膝が隠れて、ちゃんとしたものならOK”くらいに考えていたんです。実際、そのパンツも1万5000円くらいしましたし……。でも、ビジネスの場では値段よりも相手にどう見えるかなんですよね。
先輩からも『変にトガッて目をつけられても、社会人として良いことはないよ』とアドバイスされました。今思えば自分が世間知らずだったな、と反省しています。結局、夏用ジャケットパンツを上下で揃えて、さらなる出費がありましたが(苦笑)」(同前)
ハーフパンツをめぐる議論は、猛暑、冷房費、省エネ、職場での快適性、そして他者への配慮が複雑に絡んだ問題だ。クールビズの推進や服装の自由化が進められる一方で、やはり職種や職場には固有の文化があり、TPOがある。「職場でのハーフパンツ」が普及するには、まだいくつかの関門があるようだ。