外貨を積み立てながらポイントも得られる
円安基調が続くなか、少額から始められる「外貨預金の積み立て」に注目が集まっている。金融機関でも手軽に始めやすいサービスをスタートさせているが、そもそも外貨積立のメリットは何か、そしてそれをどのように活用すればよいのか。『知識ゼロでも週3000円の投資で100万円が勝手に貯まる本』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第190回は、「外貨預金の積み立て」について。
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1ドル=150円台が当たり前になった今、日本円だけで資産を持ち続けることのリスクは無視できなくなってきました。円安が進むと、円で持っている資産の実質的な価値は目減りしていきます。輸入品が値上がりする、海外旅行の費用が上がるといった生活への影響はすでに実感している方も多いはずです。さらに長期的に見ると、日本の財政状況や少子高齢化を背景に、円の価値が構造的に下がり続けるリスクも否定できません。
だからといって、いきなり外国株や外貨建て投資信託に踏み出すのはハードルが高い、という方も多いでしょう。そこで入門として検討したいのが「外貨預金の積み立て」です。毎月少額からコツコツ外貨を買い続けることで、円安リスクへの備えを少しずつ積み上げることができます。投資信託の積み立てと同じ発想で、為替レートを気にしすぎずに続けられるのがメリットです。
為替手数料には要注意
外貨預金で見落としがちなのが為替手数料です。円を外貨に換えるときと、外貨を円に戻すときにそれぞれ手数料がかかります。金融機関によって差があり、手数料が高いと積み立ての旨みが大きく削られてしまいます。たとえば三井住友銀行のインターネットバンキングでは、米ドルの預入時手数料は0円、解約時は1通貨単位あたり0.5円と低水準に抑えられています。為替レートが1ドル150円なら、1万円分の売買にかかる手数料は実質33円程度です。外貨預金を始めるなら、手数料の低いネットバンキングを活用するのが鉄則です。
