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オワコンじゃない!「ニコニコ超会議」の現在地

「ニコニコはオワコン」の声が出る中で15回目を迎えた「ニコニコ超会議」の現在地 来場者が頭打ちでも、いまだ健在な「リアルでつながる場」という役割

会場中心にそびえ立つ「超ネオやぐら」を囲んで行われた「超ニコニコ盆踊り」

会場中心にそびえ立つ「超ネオやぐら」を囲んで行われた「超ニコニコ盆踊り」

有名企業がブース出展、首相や芸能人も来場した時代

 14年前、スマートフォンがそれほど普及しているとは言い難く、多くのユーザーがパソコンでインターネットを利用していた頃、ニコニコ動画視聴はネット民として最先端の楽しみのひとつだった。

 ところが、2014年に「好きなことで、生きていく」というキャッチフレーズとともにYouTubeのテレビCMが盛んに放送された頃から、配信者といえばYouTuberを意味するようになっていった。そして、誰もが手軽に撮影し動画編集できるスマホ向けアプリが相次いでリリースされると、配信者の数が激増していった。

 環境の変化によって、動画共有プラットフォームとしての存在感が低下傾向にあるニコニコ動画だが、超会議の開催は継続してきた。ならば、リアルイベントは強かったのかというと、会場来場者数をみると15万人を突破した2015年から伸び悩み、2019年の16万8258人が最高記録だ。

 だが、単純に人数だけで結論づけるのは状況を見誤る可能性がある。というのも、2020年と2021年は新型コロナウイルスの感染拡大によってリアル開催が中止になり、久しぶりのリアル開催となった2022年は感染防止のため人数制限をかけていたからだ。またニコニコ超会議というイベントに実際に足を運ぶと、ほかの動画共有サービスでは太刀打ちできない場をユーザーに提供できるプラットフォームとして、独自の存在感を発揮していることを改めて感じる。

 ニコニコ超会議の絶頂期は2014年前後と言われることが多い。たしかに当時は多くの超有名企業がブースを出展していたし、会場各所でスポンサー名が入った商品などが販売・配布され、ステージで実施される各イベントにもスポンサーがついた派手なものが多くみられた。それが目立たなくなっていくとともに会場の装飾や照明が以前より簡素になり、来場者に無償で配布されるノベルティなどが少なくなっていった。

 社会的に拡散される様子も初期はとにかく派手だった。

 2013年の超会議では、フジテレビと吉本興業が共同で立ち上げたインターネット番組「ゼロテレビ」(2013~2015年)の企画『めちゃ×2ユルんでるッ!』で、レポーター役のタレント・岡村隆史が長時間にわたって会場内を探索する様子が生放送された。人気番組『めちゃ×2イケてるッ!』の派生コンテンツとはいえ、人気芸能人が会場レポートをするというのは、今よりずっとメディアパワーが強かったテレビ局にとっても、ニコニコ超会議が無視できない存在だったことを示している。

 また、ネット選挙運動が2013年に解禁されると自民党や民主党(当時)といった政党ブースが出展を始めた。岡村隆史が来場した同じ2013年は、安倍晋三・首相(当時)、小池百合子・衆議院議員(当時)、石破茂・自民党幹事長(当時)といった大物議員も会場に足を運び、来場者とコミュニケーションをとっていた。その後、2023年には政党ブースがゼロになった。

 かつて戦車を展示したことで話題になった自衛隊は、「2026」で3年ぶりにブースを出展、トークショーや海上自衛隊東京音楽隊による演奏会を開催し、オートバイ(偵察用)にまたがって記念撮影できる体験は人気を集めていた。

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