葬儀社の“姿勢”を確認するにはどこを見るか(イメージ)
いざ葬儀社を選ぶという状況になって、戸惑う人は多い。前編では、世間に出回っている「良い葬儀社の選び方」があまり役に立たないことと、その理由を解説した。では、どうするのが正解なのか。後編では、良い葬儀社を選ぶための具体的なポイントを、葬儀業界歴約30年、1級葬祭ディレクターの赤城啓昭氏が解説する。【前後編の後編】
簡単で実践しやすい選び方のポイント
良い葬儀社を選ぶポイントはいくつかありますが、もっとも簡単で実践しやすい方法はズバリ「葬儀社の持っている安置室(霊安室)を見る」ことです。「え、安置室って見せてもらえるの!?」と思うかもしれませんが、使用中でない限り、大体の葬儀社は見せてくれます。
なぜ安置室なのかというと、まさにその葬儀社の姿勢が現れているためです。理由を説明する前に、現在葬儀社の安置室がどのような機能を果たしているかについて、まず解説します。
葬儀社の安置室の役割
現在、日本人の7割近くが病院で亡くなります。病院で亡くなると、亡くなった方のご遺体をずっと病院に安置しておくことはできません。たとえ夜中であっても、すぐどこかに故人を移動してください、と病院から言われるケースがほとんどです。
持ち家なら自宅安置という選択肢があるでしょう。しかし近所に知られず静かに見送りたい方や、マンションなど安置できる場所が確保できない方は、葬儀社の持っている安置室を使うことが多いのです。火葬場の待ち日数の長期化に伴い、葬儀社の安置室のニーズはますます高まっています。
