ホールからも一般ユーザーからも嫌われる「軍団」
多くのパチンコホールでは「プロお断り」「プロとみなした方は入店禁止」などと張り紙がされている。では、どういったユーザーがプロとみなされるのだろうか。前出・藤井氏が説明する。
「何をもってプロと判断するかの明確な定義はなく、“そのホールがプロとみなしたらプロ”。設定の予想や立ち回りが上手くて、頻繁に勝っているユーザーがいたとしても、迷惑行為や不正がなければ、プロとみなされないケースも多いでしょう。また、勝っていようが負けていようが、過度なハイエナやカニ歩きをしていると、プロとみなされて出禁を食らうこともあります」
一方で、「軍団」については厳しく対処するホールも多い。軍団とは、組織化されたプロ集団のこと。リーダー格の“親”がいて、その下に複数の“打ち子”がいるというのが基本だという。
「軍団は組織化されたプロ集団です。軍資金を親が出し、複数の打ち子が親が指示した台を打つ形です。出玉は親が総取りして、打ち子は時給で報酬をもらうというケースがほとんど。高設定が入りそうなパチスロの機種を軍団が占拠するといったことも多く、一般ユーザーにとっては歓迎されない存在です」(藤井氏)
最近では、軍団排除を宣言するホールも増えている。
「ホールとしては、やはり常連客を大切にしたい。パチスロに高設定を入れるのも、普段負けている常連客へのサービスという狙いがあるわけです。しかし、軍団がそれらの高設定台を打ったら、何の意味もありません。そういったこともあり、軍団を排除したいと考えるホールも多く、公式SNSなどで軍団排除を公言するケースも増えています」(藤井氏)
前出・Aさんのように、1人で活動しているスロプロにとっては「軍団」とみなされることが最大の痛手となる。
「単独で活動する専業は、ホールといかに共存するかが重要です。ホールと敵対する軍団とみなされてしまえば、専業として活動はできなくなる。だからこそ目立たないように打つし、軍団の一員であると誤解されるような行動は避けます。
さらに言えば、できるだけ同じホールばかりに通い続けないようにしますね。連日勝ち続けた結果、“プロ”とみなされて出禁になっては意味がない。高設定の入れ方のクセがシンプルで予想がしやすいホールがあったとしても、1人で活動しているプロなら、毎日は通わないと思います。連日勝ちまくって目立つのではなく、適度な頻度で通って、その日は確実に勝つ、というのがプロの発想です。パチンコ・パチスロで生計を立てるには、とにかくホールに目をつけられないようにひっそりと勝つ。それが重要だと思います」
ただ勝ちを求めるだけではやっていけないのが、パチプロ・スロプロ。「仕事もしないで楽に暮らしている」と思われがちだが、その裏側には知られざる苦労もあるようだ。
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