「10億円いりません」銀行員を追い返した祖母の教え
そうした父の「投資観」には、ある原体験があります。父方の祖父は横浜銀行(現・横浜フィナンシャルグループ[7186])の株式を大量に保有し、その祖父が亡くなった際、わざわざ横浜銀行の人たちが買い取りにきたそうなのです。そのときに提示された金額は、なんと10億円。現在の貨幣価値にすれば、より大きな金額になるでしょうから、普通の感覚なら喜んで売るはずです。
ところが、祖母が出した結論は「売らない」でした。なぜなら、「配当金が入ってこなくなる」から。売ってしまえば一度に大金が入ってきますが、売らなければ毎年数千万円の配当金が入ってくるのです。そんな祖母の姿を見て、父は「株とは一度買ったら売ってはいけないもの」と考えるようになったそうです。
一方で、母の「投資観」は、父とは正反対でした。そもそも、母方の曽祖父が米相場で財を成した人で、かつて新聞でも「相場を動かす人物」として紹介されたことがあるくらいでした。そんな祖父を持つ母は、「安く買って高く売る」ことを得意とする人でした。先物・オプション取引などを含めて、父とは違って頻繁に売買を繰り返していました。
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※ちょる子・著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
ちょる⼦さん/大手企業の営業職やマーケティングなどを経て、企業の価値向上をサポートするPR⽀援事業で独⽴。仕事と子育ての傍ら、⾼配当銘柄、優待銘柄、日経先物、個別株のデイトレードなど、マルチな投資スタイルで2024年1⽉に資産2億円超えを果たした個⼈投資家。現在の総資産は4億円を突破している。新刊『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)が話題に。
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