注目のテーマ型ETF
ここ数年、東証に上場するテーマ型ETFは大きく増えました。たとえば半導体では「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信(200A)」が代表的。生成AIブームで値動きが大きいだけに、機動的に売買できるETFと相性が良いテーマです。話題のコンテンツ分野では、先述のエンタメETFがソニーグループ、任天堂、バンダイナムコなど20銘柄で構成されています。また銀行では「グローバルX 銀行 高配当-日本株式 ETF(315A)」が、金利上昇局面で注目される銀行セクターにまとめて投資できる商品として知られています。実は日本の銀行セクターにまとめて投資できる投資信託は現状なく、ETFならではの選択肢です。
注意点も押さえておこう
ETFには注意点もあります。市場で売買されるため、出来高が少ない銘柄では買値と売値の差(スプレッド)が広がり、取引コストがかさむことがあります。注文時は価格だけでなく売買代金にも目を向けましょう。また、ETFは分配金の自動再投資の仕組みを基本的に持たないため、複利で増やしたい人は自分で再投資する必要があります。
積み立てや長期の複利運用なら投資信託、機動力やテーマ投資、配当重視ならETF。両者は競合ではなく、目的に応じて使い分けるのが賢い選択です。
今回のまとめ
・ETFは指値注文ができ、保有銘柄もわかりやすい投信の仲間
・配当をためずに分配するため、インカム重視の人にも向く
・半導体・コンテンツ・銀行などテーマ型が充実。投信と使い分けを
ファイナンシャルプランナーで株式投資講師の藤川里絵さん
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。
