恋人探しにマッチングアプリを活用する大学生も少なくない(写真:イメージマート)
いまや若者世代にとって、マッチングアプリは一般的な出会いのツールとなった。婚活目的での用途だけでなく、大学生のあいだでは「恋人探し」の入り口としても定着しつつある。
MMD研究所が2025年10月に実施した「マッチングサービス・アプリの利用実態調査」(20歳~69歳の男女3万人を対象)によると、恋人探しをする際の出会いの場所や手段として、20代では、第1位の「職場や学校での出会い」(34.8%)に続き、第2位が「マッチングサービス・アプリ」(22.6%)となっており、他世代よりも高い傾向が明らかとなっている。
その背景に何があるのか。実際に恋人探しにマッチングアプリを活用している現役大学生たちの声を踏まえて、Z世代ならではのコミュニケーション感覚を探ってみた。
「大学内恋愛は別れたあとが面倒」
都内の私立大学に通う女子学生・Aさん(20歳/経営学部)は、「周りの友人はほとんどマッチングアプリを使っているか、使った経験がある」と明かす。
「そもそも出会いの場所が、大学とバイト先しかないんです。でも同じ大学やサークルだと、別れたあとが本当に気まずいんですよね。共通の友達も多いし、SNSで誰と誰が別れたとか、すぐに噂が広まる。最悪、サークルに行きづらくなったりするので、大学内恋愛はちょっと怖いですね」(Aさん)
その点、マッチングアプリは距離感が「ちょうどいい」のだと続ける。
「他大学の人や、ちょっと年上の社会人なら、別れても生活圏が重ならないじゃないですか。もしも合わなかったらブロックすれば終わり、という感覚があります。冷たいと言われるかもしれないけど、変に揉めて人間関係がこじれるより楽です。大学の友人やバイト先の人だと、ブロックできないので」(同前)
