先週の日経平均は前週末比383.19円高
投資情報会社・フィスコが、株式市場の6月29日~7月3日の動きを振り返りつつ、7月6日~7月10日の相場見通しを解説する。
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先週の日経平均は前週末比383.19円高(+0.6%)の69744.07円で取引を終了した。週初は、前週末の米国株下落を受けてAI・半導体関連を中心に売り先行となるものの、ディフェンシブ株や出遅れ銘柄への資金流入によって切り返す展開となった。その後、トランプ大統領がイランとドーハで会合を開催する計画を発表するなど中東和平の前進期待が高まったほか、韓国での大規模AI投資計画などが伝わり、週央にかけてはハイテク株中心に戻りを試す展開となる。
2日は1741円安と大幅安。米メタがAI用の計算資源を外部提供する事業の立ち上げを検討していると一部で伝わったことも警戒を強めさせ、米国では半導体株指数(SOX指数)が大幅安となり、あらためてAI・半導体関連株に売り圧力が強まった。韓国半導体株の下げが大きくなったことで、日経平均も下げ幅を広げる動きとなった。週末も米半導体株安を受けて売り先行となったが、韓国半導体株の反発などが安心感を強めさせ、その後は急速に切り返す展開となった。米雇用統計が下振れたことで連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ懸念なども後退したもよう。
先週の東京市場では、大手電線3社のほか、JX金属<5016>、キオクシアHD<285A>、アドバンテスト<6857>など、AIインフラ関連や半導体関連が下落率上位に顔を連ねている。AI・半導体関連から出遅れ銘柄への物色シフトの動きも強まりつつあるといえるが、週末は、キオクシアHD、KOKUSAI<6525>、ローム<6963>、SUMCO<3436>などが大幅に上昇し、上昇相場の牽引役となっている。依然として、AI・半導体関連株への押し目買いの強さも意識される状況だ。今週の株式市場においても、セクターローテーションの強まりの有無が引き続き焦点となってきそうだ。当面はAI・半導体関連株の調整継続が健全な相場展開には必要な印象であるが、先週は下落基調が続いていた米ハイパースケーラーが総じて底打ち反転を見せる動きとなっており、AIインフラ関連や半導体関連の先行きにとっては支援材料とされる余地がある。7日には、足元の株価動向に関心が高まっている韓国サムスン電子が第2四半期の暫定決算を発表予定。その後の日米AI関連銘柄の動向を左右する可能性が高い。
