75歳をすぎたら注意すべきポイントは(イメージ)
後期高齢者となる75歳からは残りの人生を生きやすくするための準備を「始める」ことが意味を持つ。ここからの暮らしは「人生のタイムリミット」が近づくことを自覚して行動に移したいと指摘するのは、シニア生活文化研究所代表理事の小谷みどり氏だ。
「75歳をすぎたら“そのうち”はもうない。躊躇せず会いたい人に会いに行き、やりたいことをすぐにやる意識が心の健康を保ちます」(以下、「 」内は小谷氏)
「半径5メートルの暮らし」と「半径3キロの生活圏」
そのためにはまず、「半径5メートルの暮らし」を整えることから始めたい。
「75歳以降は自立した生活を続けることが重要で、それには自宅で起こる不慮の事故を減らすことが欠かせません。事故は半径5メートルの生活圏内で生じやすく、躓きや転倒を避けるために導線内の段差や床の解消や床の片付けをして身の回りを整えることを始めたい」
続いて、「半径3キロに生活圏を作る」ことも求められる。
「スーパーやかかりつけ医、行きつけの喫茶店など、ひとりで行って過ごせる居場所を日常的に歩いて行ける場所に持つことが大切です。近くに“行く場所”があれば、社会との接点を持ち続けられます」
75歳で始める習慣24(その1)
しかし生活圏を維持するには周囲への配慮も必要。そこで気をつけたいのが「身だしなみ」と「匂い」だ。
「高齢期に人間関係を維持するには清潔感を保つことが大切。必ず洗濯した服を着用するなど服装に気を遣いましょう。最も重要なのが加齢臭や口臭です。本人には気づきにくいので、入浴や歯磨き、歯科検診を意識して行なう必要があります」

