若い頃の生活とどこをどう変えるか(イメージ)
「老後」には様々な壁がそびえ立っている。多くが定年退職を迎える65歳の壁を乗り越えるためには、これまでの生活を振り返り、「やめること」「始めること」を正しく把握することが重要だという。健康面で意識することについて、医師にアドバイスをもらった。
「2割減」のルール
65歳はまだ若く、「もう年だから」と老けこむ年齢ではない。一方で体の中で変化が始まるのも事実だ。やのメディカルクリニック勝どき院長の矢野宏行医師が指摘する。
「65歳以降は筋力や代謝が落ち、若い頃と同じような食事や運動をしていても脂肪がつきやすく体重が増え、腰やひざ、足首などの関節に負担がかかり始める年代です」(以下、「 」内は矢野医師)
大切なのは「まだ大丈夫」という過信を捨てることだ。
「若い頃の生活を10とするなら65歳からは8に減らすことを意識して、食事や運動、飲酒などの量を2割軽くすることが求められます」
生活スタイルのなかでもやめる要素が多いのが食生活だ。“ミスター血糖値”と呼ばれ、国民病である糖尿病の治療に精通する矢野医師が警鐘を鳴らす。
「早食いは食後血糖値が急激に上下する『血糖値スパイク』を誘発します。特に丼物はかきこんで早食いになりやすいので注意したい。ラーメンライスや天丼とそばのセットなど炭水化物の重ね食いも血糖値を上げやすいので避けましょう。“そばは健康的”と勘違いしている人もいますが、そばも炭水化物なので食べすぎには気をつけてください」
