「転ばない暮らし」作りを意識したい(イメージ)
ひと言で「老後」といっても、そこには3つの壁がそびえ立っている。後期高齢者となる75歳の壁を乗り越えるためには、これまでの生活を振り返り、「やめること」「始めること」を正しく把握することが重要だという。
動けなくなると認知機能が低下するリスクが格段に上がる
75歳以降は後期高齢者となり、健康面はそれまで以上に細やかな配慮が必要になる。そこで始めたいのが「転ばない暮らし」作りだ。やのメディカルクリニック勝どき院長の矢野宏行医師が指摘する
「転倒、骨折して動けなくなると認知機能が低下するリスクが格段に上がるので、まずは家の中を片付けることが必須です。外出時は革靴やローファーではなく足にフィットしたスニーカーを履き、目線を5センチ上げて歩くと姿勢がよくなり転倒リスクが低下します」(以下、「 」内は矢野医師)
75歳で始める習慣24(その1)
加齢で高まる認知症リスクへの備えになるのが「もの忘れ検診」だ。
「今はアルツハイマー型認知症でも早期に見つけられれば進行を抑える薬の効果が期待できます。75歳になったら自治体や病院のもの忘れ検診で一度チェックしてもらうといいでしょう」
ガスコンロをやめて、IHコンロに切り替えることも認知症対策になる。機能が落ちても自覚しにくい視力と聴力も検査を受けておきたい。
「徐々に進行する白内障や緑内障は老後のQOL(人生の質)を左右します。聞こえにくさも会話や外出の減少につながり認知機能の低下を促すので、視力と聴力は定期的に検査を受けましょう」

