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家計
金利上昇時代の住宅ローン
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「繰り上げ返済はやってはいけない」住宅ローン金利上昇で消費者が取るべき賢い選択とは? 金利のある時代の“最強の生活防衛術”をモゲチェック・塩澤崇氏が解説

住宅ローン金利の上昇から家計をどう守るか(イメージ)

住宅ローン金利の上昇から家計をどう守るか(イメージ)

 日本銀行の政策金利が6月の金融政策決定会合で1.0%に引き上げられ、住宅ローンの変動金利を利用中の人は来年1月以降の返済に反映される見通しだ。住宅ローンの変動金利が上昇することで、「今のうちに繰り上げ返済したほうがよいのではないか」と考える人もいるだろうが、住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」を運営するMFS取締役CMOの塩澤崇氏は、そうした考えに否定的な見解だ。いったいどういうことなのか。塩澤氏がその真意を解説する。

インフレ下では実質「金利ゼロ」を目指すことができる

 変動金利が上がれば月々の返済額がアップして家計を直撃する。一般に借入金3000万円の35年ローンで金利が0.25%上がると月の返済額が3300〜3500円ほど上がり、年間約4万円の負担増になるとされる。

 すでに変動金利で住宅ローンを借りている人は、“金利のある世界”でどう暮らしを守ればいいのか。

 塩澤氏が“最強の生活防衛術”とするのが「変動金利+資産運用」の組み合わせだ。

「住宅ローンの最大のメリットは低金利で長く借りることができ、返済を猶予された余剰資金を運用に回せることです。そもそも金利が上昇するのはインフレが理由で、一般にインフレ時代は物価が上がって企業が儲けやすくなって株価が上がります。現に日経平均株価が7万円を超えるなど日本市場が過熱するなか、手持ちの資金を運用に回せば長期的に見て3〜5%程度の利回りを期待できます。米国株などに投資してさらに高い利回りで運用すれば、住宅ローンの金利を相殺して“金利ゼロ”にすることも夢ではありません」(塩澤氏・以下同)

 ただし初心者はハイリスク・ハイリターンの投資に手を出すことには慎重であるべきだと塩澤氏は続ける。

「投資の基本は長期・分散・積立です。モゲチェックのお客さんのなかには、金利が上がれば銀行が儲かるだろうと自分が住宅ローンを借りている銀行の株を買う方もいますが、やはり素人が銘柄を選定するのはハードルが高い。だから日経平均やTOPIX、S&P500などに連動するインデックス型ファンドや、全世界株式(オール・カントリー)などのリスク分散型ファンドを購入するほうが望ましいと考えます。もちろん新NISAの活用はしっかりと検討しましょう」

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