東京・文京区の「街間格差」で輝く街とくすむ街はどこ?(写真:イメージマート)
都心における地価やマンション価格の上昇が大きな注目を集めている。存在感を増しているのが都心6区の一角に位置付けられる「文京区」だ。今年1月1日時点の東京都の公示地価(住宅地)の地点ごとの上昇率を見ると、23区で2位の地点を有するのが文京区となった。その文京区のなかで特に注目のエリアはどこになるのか。
東京23区で地価が伸びるのは“新陳代謝”のある街
東京都は人口減少社会の日本にあって人口増が続いているものの、いつまでも続くものではない。2040年頃には人口減に転じると見られており、都内や23区内、あるいは同じ区内であっても、街ごとに明暗が分かれる時代がやってくると考えられる。
『街間格差』(中公新書)の著書がある不動産事業プロデューサーの牧野知弘氏(オラガ総研代表)は「東京都全体の地価が上がっていくとは考えにくい」と指摘する。
「地価が伸びていくのは、転入する人と転出する人の両方がいる、いわゆる“新陳代謝”のある街だと考えられます。東京23区の同じ区内であっても、街ごと、エリアごとに格差が出てくると考えられます」(牧野氏、以下同)
多くの大学や名門校が立地し、数年単位で若者が入れ替わっていくことから“新陳代謝”が生まれやすいと考えられる文京区ではどうか。
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【プロフィール】
牧野知弘(まきの・ともひろ)/東京大学経済学部卒業。ボストンコンサルティンググループなどを経て、三井不動産に勤務。その後、J-REIT(不動産投資信託)執行役員、運用会社代表取締役を経て独立。現在は、オラガ総研代表取締役としてホテルなどの不動産事業プロデュースを展開している。著書に『街間格差』(中公新書)などがある。
