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キャリア
人気FPが教える「子どもへの金融教育」

【子どもの年齢×100円/週】人気FPが提唱する、大人になっても困らない金銭感覚を育てる“おこづかいの渡し方” 子ども自身で「5つの費目」の予算分けに取り組む

子どものおこづかいのルールをどう決めるか(イメージ)

子どものおこづかいのルールをどう決めるか(イメージ)

 いちばん身近な金融教育機関である家庭で、子どものお金のセンスをどのように高めていけばよいのか。大手証券会社を経て独立後、大人向けだけではなく、小中学生向けにも「おやこde資産形成アカデミー」という金融教育事業を展開する“にぐ先生”こと、ファイナンシャルプランナー・谷口達也氏は、子どもに資産管理の練習をさせることが大切だという。子どもを将来「お金に困らない大人」に育てるための、おこづかいの渡し方とは? 同氏の著書『10歳の子どもには毎週1000円渡しなさい』(飛鳥新書)より、一部抜粋・再構成して紹介する。【全3回の第2回】

「年齢×100円おこづかい」がおすすめな理由

 おこづかい制度をスタートするにあたり、まずは子どもに渡す金額を決めます。あくまで目安ですが、私がおすすめしているのは子どもの年齢を基準にした金額で、下記の通り。そして、おこづかいを渡す頻度は週1回です。

【子どもの年齢×100円/週(低学年の場合は年齢×50円)】

 いきなりいわれても、子どものおこづかいとしては「高い!」「毎週!?」「多すぎない?」など、驚かれる方がいると思います。一般的なおこづかいの相場よりも、多めと感じる方が多いでしょう。週1回という頻度にも驚かれたと思いますが、まずはこの金額がおすすめの理由をあげていきます。

 金融教育のためにはおこづかいを渡したあと、子ども自身が予算別に分ける作業が大切になります。この「予算分け」のとき、分けやすい金額のほうが作業もスムーズ。特に、子どもが小さいうちはおこづかいの金額が少ないこともあり、数えやすい硬貨で渡すとベストです。そこで、少なすぎず、多くなりすぎない「100円玉」を使える金額にしました。予算分けのしやすさを重視しているので、もし面倒でなければ 90 円でも、110円でも、150円でも、そこは家庭ごとに変えてOKです。

 また、おこづかいの金額が子どもの「年齢」を基準に増えていくこともポイントです。なぜなら、年齢が上がるにつれて、子ども自身が予算を分けて管理できる金額が増えていくので、自然と求められる予算管理能力が上がってゆき、子どもに責任感や達成感が芽生えやすくなるからです。

 子どもが成長して社会人になり、たとえば大卒で初任給が23万円とします。家賃や光熱費などの固定費を引いて、残りが大体13万円だとすると、週に3万2500円で、貯蓄や投資も含めてやりくりしなければなりません。そう考えると、このおこづかい制度は【子どもの年齢×100円/週】という小さなスケールで「大人になったときの予算管理の練習」をしていることになるのです。小学生の頃から、中高生まで習慣で続けていれば、大学生や社会人になり、アルバイト代や給料をもらうようになっても、自然と管理方法がわかっている状態になります。

 続いてのパートで、この【年齢×100円/週】のおこづかいを、どのような費目で予算分けしていくかを解説します。

次のページ:優先順位に沿って5つの費目に分ける

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