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投資
2026年夏・億り人オールスター特集
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急落したキオクシアよりも注目は「キオクシアを持つ会社」 資産11億円の個人投資家が意外な半導体関連銘柄として「オリックス」に着目する理由

キオクシアそのものではなく周辺企業に目を向けているという(写真:イメージマート)

キオクシアそのものではなく周辺企業に目を向けているという(写真:イメージマート)

 日本株急騰の牽引役となったAI・半導体関連銘柄のなかでも大きな注目を集めたのがキオクシアホールディングス(HD)だが、わずか1か月あまりで最高値から3分の1の水準まで下落した。この「キオクシア・ショック」を受けて投資の達人はどう動くのか。歴戦の億り人に話を聞いた。

 中学1年の時に親から渡された100万円を元手に投資を始め、30代で資産11億円を築いた億り人のマック・チェリーさんは、キオクシア急騰の恩恵を受けたわけではないという。

「AI・半導体の分野は、私の得意なバリュー株の領域ではなくグロース株の領域になっていると思います。今は自分の得意分野に投資対象があるので、半導体そのものはあまり積極的にはやりません。市況にかなり左右される点も怖いです。

 また、AI・半導体関連の分野は継続性のあるブームだと思うのでまた資金が戻ってくる展開があると思いますが、キオクシアについては大きな利益をあげすぎたので今後は台湾・中国・韓国などが同じ分野に入ってくる可能性もあり、やや“バブル的”になっている印象です」

キオクシアの持ち分を持つ企業に注目

 ただし、一時的に上がりすぎたキオクシアそのものではなく、「持ち分」を通じて恩恵を受ける周辺企業には注目しているという。

「具体的にはオリックス、ローム、中部電力などです。ロームは半導体・電子部品メーカーでAI・半導体の分野に直結していますが、私がむしろ注目するのはオリックスです。オリックスはノンバンクなので金利上昇で売り圧がかかっていますが、今の水準は割安だと思います」

 オリックス、ローム、中部電力の3社はいずれもキオクシア株を直接保有しているわけではない。2023年、東芝は物言う株主(アクティビスト)対応をめぐって経営の安定化を模索し、日本産業パートナーズ(JIP)が主導する国内連合によるTOB(総額約2兆円)を受け入れて非公開化された。この際、この3社を含む約20社がJIPの買収ファンドに合計約1兆円を出資している。ファンドが保有する東芝は、キオクシアHD株の約17%を持分法適用会社として保有しており、3社は間接的にキオクシアとつながっている構図だ。

次のページ:「ダークホース」と位置づけるオリックス株の妙味

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