iDeCoの掛金上限額が引き上げられる
2026年12月分から、iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金上限や加入可能年齢が引き上げられる。増額前に押さえておきたいポイントは何なのか。『知識ゼロでも週3000円の投資で100万円が勝手に貯まる本』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第206回は、「iDeCo」について。
2027年1月から増やしたい人は事前の手続きが必要
老後資金づくりの強い味方であるiDeCo(個人型確定拠出年金)。2026年12月分(2027年1月引き落とし分)から、掛金の上限額(拠出限度額)が引き上げられます。この機会に掛金を増やしたいと考えている人は、事前の手続きが必要です。受付が9月から始まっているので、ポイントを整理しておきましょう。
今回の制度改正で拠出限度額が上がるため、上限まで増やしたいという人は、それを反映させる手続きをしなければなりません。対象になるのは、限度額が引き上げられる会社員や自営業者などで、2026年12月分の掛金から増額したい人です。会社員・公務員(企業年金なし)は月額2万3000円→6万2000円に、会社員・公務員(企業年金あり)は月額2万円→6.2万円(*1)、自営業者は月額6万8000円が7万5000円(*2)になります。その他、新設された第5号加入者(*3)は月額6.2万円となります。
【*1:会社員・公務員(企業年金あり)は企業年金等との合計額。*2:自営業は国民年金基金等との合計額。*3:60歳以上70歳未満の国民年金被保険者以外で、iDeCoを活用した老後の資産形成を継続しようとする者】
証券会社ごとに手続き期限が違う
注意したいのが、手続きの期限が金融機関によって異なることです。たとえば楽天証券では、事前申請の受付が2026年9月1日から10月30日17時まで。SBI証券でも、事前手続きの期限は2026年10月30日必着とされています。
いずれもオンライン手続きサービス「e-iDeCo」を使う場合は、12月1日から24日の間に申請する方法もあります。自分が使っている金融機関の期限を、早めに確認しておきましょう。
