解決しておかないと家族が困ること(その1)
家族がスマホを開けた結果、SNSでのやり取りや性的嗜好、恥ずかしい映像や画像など諸々の“秘め事”が明るみに出て残された者が嫌な思いを強いられ、さらに故人の尊厳が守られなかったケースが多数あるという。加えて、スマホには持ち主だけでなく「他人の人生」も入っていることにも注意が必要だ。
「故人のスマホに友人から受けた愛人関係の相談など、友人の妻が読んだら大変なことになる内容が入っているケースが少なくない。自分の死後にスマホを見られることは、自分だけでなく友人など親しい人の個人情報が流出して迷惑をかける恐れがある。誰もがそのことを自覚する必要があります」
いまやスマホは日常生活に欠かせなくなったが、松尾氏は「人のスマホに幸せはありません」と強調する。
「他人のスマホは見た人が不幸になる可能性が高いことを肝に銘じることが大切です」
誰にも暗証番号を教えずスマホをロックしている状態でも安心してはいけない。
「LINEなどのメッセージは設定によってスマホをロックしていても画面に表示されるし、スマホで行なった検索がパソコンやタブレットに同期され、スマホ以外の端末で閲覧できるケースもあります」
これらを回避するには、メッセージや検索履歴のこまめな削除などが肝要となる。
「スマホを開けられた時に備えて絶対に見られたくないメッセージや写真、検索履歴などはこまめに削除する習慣をつけることが重要です。メッセージの通知や他端末との同期の設定にも注意を払いましょう」
