企業向け健康診断業務などを請け負い急成長(ウェルネス・コミュニケーションズのホームページより)
一朝ことあれば株価が大きく変動するマーケットにあって、中長期的に持続的な成長が見込め、将来的に株価10倍が目指せるような“テンバガー”候補はどう見極めればいいのか。「高成長への期待」とともに判断の材料となり得るのが、株価の調整局面でも「下値での買い」が見込めるかどうかだという。そうした視点から、投資情報会社・フィスコ(アナリスト・中村孝也氏)は2025年6月に東証グロース上場を果たしたウェルネス・コミュニケーションズに注目する。
企業向け「ヘルスケアDX」分野で競争優位性を保持
ウェルネス・コミュニケーションズ(東証グロース・366A)をテンバガー候補の高配当銘柄として採り上げます。テンバガーというのは象徴的な言葉で、厳密に10倍になるという意味として使っていません。ただ、計算上でここまではイメージでき、その延長線上にテンバガー化があるという意味合いではあります。
また、グロース市場の特徴として、その成長ストーリーが崩れると、当たり前ですが株価は眼も当てられないくらいに調整します。業績数値が期待と少しでも違っていれば、株価のボラティリティーが高くなる傾向にあります。そこで今回は、高成長が期待でき、かつ配当利回りも高いことで、下値での買いが担保されているであろう銘柄として紹介します。テンバガー候補は数多くあるわけではないので、基本的には本シリーズで四半期に1〜2社ご紹介していきたいと思います。
ウェルネス・コミュニケーションズは、企業向けの健康診断データの収集・管理・分析を一元化するクラウドサービスを中核に、健康管理BPO(*)、健康診断機関ネットワーク運営、特定保健指導などを展開するヘルスケアDX企業です。全国2200以上の医療機関と連携した独自のデータ接続基盤を強みに、企業の健康管理業務の効率化を支援するとともに、人的資本経営や法令対応に資するサービスを提供しています。
【*健康管理BPO/ビジネス・プロセス・アウトソーシング。企業の健康診断や保健指導、それらのデータ管理などを包括的に請け負う】
近年は、中堅・中小企業向けサービスの拡充や、健康データを活用した付加価値サービスの開発を進めており、組織と従業員のウェルビーイングを支えるAIプラットフォームへの進化に向けた投資を加速させています。
一般的に紙で返却される健診結果を統一様式に整え、素早く健康管理に活用できる状態にする独自技術と体制を持っており、高い利益成長が望める状況となってきました。高い要求水準が求められる大企業に対してもほぼノーカスタマイズで導入可能な設計と、健康管理の知見を活かした充実のサポート体制が、同社の高い競争優位性であるといえるでしょう。業績についても詳しく見ていきましょう。
どこまでの成長が予想されるのか
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