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葬祭のプロが考える「これからの葬儀」
葬儀業界の男女比事情

葬儀業界で女性の正社員は3人に1人 女性の深夜労働が認められても女性採用が進まなかったのはなぜ? 葬儀スタッフは夜勤でどんな仕事をしているのか

葬儀スタッフは夜勤でどんな仕事をしているのか

 夜勤、夜勤と書いてきましたが、その詳細が想像しにくいかと思いますので、一例を書いてみます。まず夜勤のときは、夕方事務所内に戻り待機状態に入ります。訃報の電話が入ると病院に駆けつけて、故人を専用車両に載せて移動させ、自宅や施設に安置します。遺族と翌日の打ち合わせの日時を決めた後、事務所に戻って引き継ぎ書を書いているときにまた訃報の電話が鳴る……というのを一晩に平均2~3回繰り返します。

 当時男性の同僚と「もし週一の夜勤をやらなくて済むなら、公休を全てなくしてもいい」「一晩中働いて、夜勤手当5000円は安い」などと話した記憶があります。

 安全確保は前提として、「病院から会館施設への搬送・安置に高い危険性はない」「専用車両の運転手と常にマンツーマンで動く」「夜間の打ち合わせは余程のことがない限り行われない」といったことを考えれば、女性でも対応可能だったと思います。事実、日中は同様の業務を行っている訳ですし、一部の葬儀社では女性が夜勤を担当していました。

 もちろん育児中の女性の場合、夜勤が難しいのは当然です。しかし私は、家庭持ちの男性スタッフが夜勤に入らなければいけないことで奥さんはワンオペ育児になっているのに、独身の女性社員が無条件で夜勤免除されることには引っかかっていました。

次のページ:34時間勤務の私に、女性社員が放った一言

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