中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

高級腕時計を身につける感覚がわからない男性 「時間知るのタダじゃん」

 また、私は広告代理店時代に、パテック・フィリップというスイスの超高級時計のPRを少しお手伝いしていたことがあるのですが、投資にも使えるし、何しろステイタスになるということを先輩社員からアツく語られました。

 何百万円もするような時計も同社は製造していたわけですが、私など「落としちゃったらどうするんだ?」なんてことを思うわけです。或いは新幹線の中で寝ていたら「ウヒヒ、こりゃ、大金がぐーすか寝てやがる」なんてことで格好の盗難の標的になってしまう。

 こんなことを言うと時計通からは「シリアル番号が入っているので盗品は転売時にすぐ足がつくんだよ、ボケ」みたいなことを言いたくなるのかもしれませんが、そういったところも面倒くさいところなんですよ。

 いちいちワインを飲んでは「フルボディのどっしりとした味わい、これまでに最高と言われた1994年のものよりもお手頃価格で飲めるのもいい」みたいな評論がウザいのと同様なのかもしれません。「銘柄何があるんですか? アサヒスーパードライとサッポロ黒ラベル? 黒ラベル大ジョッキで! ゴクゴクプハーッ!」みたいなものが結局自分は好きなのでしょうね。「この黒ラベルは札幌工場のものであり、千葉工場のものではないな、ムムッ、おぬし、デキる!」みたいなことを言う気はさすがにありません。

「社会人なら時計ぐらいは立派なのを使え」の違和感

 話はそれましたが、「時刻を知る」という効用を得ようと思うのであれば、今ならスマホや携帯電話に時計はついていますし、電車に乗ってもドア上の液晶に時計があったりする。駅のホームだろうが、オフィスだろうが時計があるのは当たり前。テレビをつけてもパソコンを開けても時刻は表示されている。

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