トレンド

コスパも良好 「富士そば」の魅力は安定の味と個性的限定丼

そば湯は飲み放題、デカ盛りの「富士山もりそば」も

 何を食べるか迷ったとき、必ず富士そばに行くという40代独身の男性会社員Aさんは、その手軽さが何よりも大きな魅力だという。

「サッと入ってサッと食べられるというのは、時短の意味でも大きなメリットだと思います。関東風のつゆも安定したおいしさで、富士そばを食べれば絶対にハズレはないという安心感がある。たくさん食べたい時は、ミニ丼やかつ丼のセットにすればいいので、メニューを選ぶ手間も省けます。そば湯がポットに入って置いてあるので、好きなだけ飲めるのも良いですね」

 コストパフォーマンスの面でも、富士そばは魅力的だという。前出・小浦さんが語る。

「もりそばは麺1玉で300円ですが、2玉分の『特もりそば』は500円、麺3玉の『富士山もりそば』は600円となっています。量を食べたい人にとっては、コストパフォーマンス的にも悪くないでしょう。

 また、一部には『ちょい飲み』メニューが充実した店舗もあります。価格帯としては、おつまみが100~200円くらい、ビールとハイボールがそれぞれ280円。おつまみ2個にお酒2杯でも1000円以内で済みます」(小浦さん)

 余談だが、富士そばの店内BGMは演歌であることが多い。グループ創業者であるダイタンフード株式会社の丹道夫会長が演歌好きだということが理由だと言われている。

「近頃は街なかで演歌を聞く機会も少ないので、富士そばの独特な雰囲気を演出しているといえます。『演歌=富士そば』というイメージが植え付けられることで、お店の印象をより強くしているという効果もあるかもしれません」(小浦さん)

 安定のメニューと個性的な限定ミニ丼、そしてコストパフォーマンスの良さも魅力的な富士そば。首都圏だけでなく、全国展開を望む声も少なくないようだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。