キャリア

「手取りの15%+児童手当」貯金が基本、教育費の賢い貯蓄ワザ

【保険】返戻率100%以上の学資保険で“強制貯蓄”

 学資保険とは、万が一、親が死亡しても保険料の支払いが免除されるうえ、満期時に必ず受け取れる安定感と、教育費として色づけして貯められるのが特徴。選び方は、元本割れをしないもので、かつ、払った保険料以上が受け取れる「返戻率100%以上」の商品が基本。

 たとえば、ソニー生命の「学資保険III型」(返戻率107.2%)、日本生命の「ニッセイ学資保険 こども祝金なし型」(返戻率107.2%)、明治安田生命の「つみたて学資」(返戻率105.7%)、JA共済の「こども共済」(返戻率104.0%)などがある(各社のHPから編集部で試算。親1988年1月9日生まれ、子2018年1月9日生まれ、受取金額300万円でシミュレーション)。

「大学の4年間、17才から5年間など、分散受給できる商品が増えているので、資金計画に合わせて選びましょう」(竹下さん)

 注意すべきは満期日。推薦入試に合格すると、秋以前の入学金振り込みになるので、満期日が自由に決められる商品を選びたい。

【投資】月いくらで何年間投資できるかで選ぼう

 教育費用の投資なら、必要な時にすぐに引き出せ、非課税で効率よく運用できるNISA(少額投資非課税制度)がおすすめだというNISAは3種類あるが、併用できないものもある。

 それぞれを説明すると、まず短期間投資か、まとまった額を投資できる人におすすめなのが「NISA」。非課税枠での投資期間は最長10年までだが、年間投資額は120万円まで。株式、投資信託、ETF(上場投資信託)など投資商品は幅広い。

 子供への金銭教育をしたい人におすすめなのが「ジュニアNISA」。非課税枠の期間は最大10年、年間投資額は80万円まで。NISAとの違いは、親が積み立てても名義は子供になること。そのため子供が18才になるまで引き出せない。

 子供が幼く、長期間の運用が可能な人におすすめなのが「つみたてNISA」。運用期間は最長20年、非課税枠の上限は年間40万円。商品は国が厳選した投資信託がそろい、安心感はNISAの中で最も大きい。

「子供が幼いなら『つみたてNISA』を、短期間で運用したい人やまとまった金額を投資できる人は『NISA』など、運用期間と投資金額を考えて選びましょう」(竹下さん)

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