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春闘「3%賃上げ」 今年だけのアップでは日本の未来はない

 将来はさらに厳しくなりそうです。『2050年の世界 英「エコノミスト」誌は予測する』 (文春文庫)によると、2010年にはアメリカの7割だった日本の1人当たりGDPは、2050年には58.3%まで低下すると予測されています。

 未婚率の上昇も、結婚適齢期の男性の賃金が低いことに要因があるでしょう。2015年は、30~34 歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に 1 人(34.6%)が未婚であり、35~39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4 人に1 人(23.9%)が未婚となっています。少子化が進むのも当然でしょう。この状況を打開するには賃金を「毎年」3%程度上げていくしかないのではないでしょうか。

◆はなわ・ようこ/ファイナンシャル・プランナー、CFP認定者、1級FP技能士。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。退職後、FPとして独立。『夫婦で貯める1億円!』『貯金ゼロからでも大丈夫!夫婦で一生に必要なお金がしっかり貯まる本』『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』など著書多数。http://yokohanawa.com/index.html

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