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万年筆派と安いボールペン派 筆記具のそれぞれの考え方

すべてのカバンとジャケットにボールペン完備

 一方、“安いボールペン派”だというのは自営業の40代男性Bさんだ。

「いろんなボールペンを比べてみましたが、個人的には三菱鉛筆の『ジェットストリーム』の0.38mm(150円)が、書き味も滑らかで一番気に入っています。自分のデスクのペン立てには常に5本くらい、普段使っているすべてのカバンに2本ずつ入れてあって、ジャケットの内ポケットにも1本ずつ入れてあります」

 Bさんは、このボールペンを10~20本まとめ買いするという。

「常に何本も身の回りにおいているということもあって、インクをすべて使い切るということはあまりありません。ボールペンを誰かに貸してそのままになったり、どこかに忘れてしまったりと、そういう形で手元から離れていくことのほうが多い。インクというよりは、ペンそのものが消耗品という感覚です}(Bさん)

 Bさんがボールペンにかけるお金は年間でどれくらいなのだろうか?

「年に20本買うとして3000円くらいでしょうか。ちなみに、替え芯を買うことはありません」(Bさん)

 本体は高いが意外とランニングコストは安い万年筆と、そのものが消耗品として使われるボールペン。どちらがリーズナブルなのかを判断するのは難しいところだ。

「あまりコストのことを考えて万年筆を使うことはないですね。重要なのは書き心地と、お気に入りの道具を使えているかということだと思います」(Aさん)

「とにかく“必要な時に手元にボールペンがない”ということが嫌なんです。だから、安いボールペンを大量に持っておきたい。そのための費用だと思っています」(Bさん)

 単純にコストだけでは比較できないのが筆記用具。重要なのは「自分が何を求めているか」というところにかかってくるのかもしれない。

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