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キャリア

40代主婦が一念発起 介護職の資格をとって何が変わったか

介護の現場は働きながらステップアップできるのも魅力だという

 資格取得を契機に仕事の幅が大きく広がることも少なくない。それは主婦であっても同じこと。資格を取って「人生が変わった」というリアルエピソードを紹介しよう。

 医療系専門学校卒業後、病院の受付で働いていた東京都在住の女性・Y.Hさん(44才)は、出産を機に子育てに専念するため退職。10年前に医師事務作業補助者として職場復帰したという。

「3年前に認知症病院勤務になったんです。その時、目の前で助けを求められても、資格がないのでやり方がわからず、下手に手が出せなかったんです。もどかしくて仕方ありませんでした」

 そこで去年6月、一念発起してスクールに通い、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の資格を取得したという。同資格に要した期間は1か月で、費用5万5000円ほどだった。

「スクールでは、介護の実技だけでなく、人間の尊厳などについての講義もあって、人生について深く考えさせられました。この年で勉強するということ自体おもしろかったですね」

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