キャリア

主婦のパート事情に変化 深夜に働く“夜稼ぎ”も急増中

ちょっとしたスキマを利用して働く“ちょい稼ぎ”(イメージ)

 昨今、“家事の合間”“子育ての合間”のちょっとしたスキマを利用して働く“ちょい稼ぎ”が主婦パートの新潮流となってきている。

 これまで主婦は意欲があっても長い時間は働けないという人も多かったが、最近では企業側も“時間単位”ではなく“お願いしたい仕事単位”で人材を集めるようになっており、主婦でも働きやすい短時間の仕事も増えてきているという。

 ちょっとしたスキマ時間に働きたいという主婦のニーズに対応するサービスもすでに始まっている。店舗間でのアルバイト・パートのシェアをスムーズに行うためのサービス『Sync Up』だ。急な病欠など、シフトの穴が埋まらずに苦慮する店舗と働きたいのに可能な時間のシフトがないというアルバイトやパートを結びつけるサービスで、ネットを経由して行う。

「突然、明日の午後1時から2時間だけ時間が空いた」という場合など、希望時間に募集があれば働くことができる。『Sync Up』を運営する『パーソナルキャリア』のビジネスプロデューサー・藤澤専之介さんはこう語る。

「多くの企業は1か月単位でシフトを組みます。ですが、家事や子育てで忙しい主婦は、希望シフトを提出する際、1か月先の予定なんてわからない。そのため、希望シフトを少なめに出してしまう。

 弊社が実施したアンケートでは、パートの希望労働時間は24.8時間だが、実際の労働時間は14.7時間という結果が出ている。約10時間の乖離があるわけですから、その“スキマ”を利用できればという思いから、このサービスを立ち上げました。今では、小売業や運送業を中心に11企業が導入しています」

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