中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

自分から誘っておいて「カネがない」…、人を怒らせる“品格のないケチ”

 一般オープンの前日にマスコミ限定の「プレスデー」が行われ、一切待ち時間なくアトラクションを体験できました。この時、報道用資料は分厚い高級そうなディズニーシーオリジナルフォルダーに挟まれており、数々のお土産も入っていました。しかも、ディズニーウオッチまで入っていたのです。

 それがこの日から続々とオークションサイトに出品されていたのです! さもしいのはオレら“マスコミ”もそうだ、とこの日、しみじみと思ったのでした。

 ケチなのは必ずしも悪いことばかりではありません。でも、「品格」は必要です。冒頭のAに関しても、もしも最初から「ごめんなさい、今、お金がまったくないので、今後良い原稿を書くことで返させてください」とでも言ってくれれば良かったし、最初からカネを払えないことを宣言し、「激安の居酒屋の予約を取っておきます」ぐらい言えば良かった。

【4】の振込みについて連絡をしてくる人間にしてもこちらの落ち度を糾弾するのではなく、「あのぉ~、どうなっているのでしょうか?」ぐらいの「問い合わせ」をすればいいのです。とにかくお金が絡むと普段は丁寧な人であっても、途端に威圧的になったり非常識になったりする。無銭飲食やら安く済ませようとするにも、礼儀正しく、そして「かわいげ」を見せれば「彼は今子育てとかも大変だし節約したいんだね。うん、頑張れ」と自然と思えるものです。ケチでも品格があれば人から嫌われません。

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