投資

日本株運用の最大ファンドとなった「ひふみ投信」の次なる狙いは?

 では、長期的な展望としては、次はどこに目をつけているのだろうか。

「今後の投資ポイントは『人手不足』と次世代通信規格の『5G』(第5世代移動通信システム)。たとえば、ネット通販の拡大で物流業界の人手不足に拍車がかかるなか、コンサルティングから設計、製造、据え付けまでワンストップで請け負う保管・搬送システムを手がけるダイフク(東証1部・6383)など。5Gでは、電気通信設備工事のリーディングカンパニーである協和エクシオ(東証1部・1951)などを上位に組み入れています。

 いずれも長期的には間違いなく伸びるテーマであることは誰もがわかっていると思います。でも実際には、投資の世界では超短期志向が強まっており、それこそ2~3年後のことであっても軽視されがちです。それがむしろウチにとってはラッキーであり、長期的なリターンを得られるチャンスと見ています」(藤野氏)

 藤野氏の狙い通りのリターンが得られるかどうか、今後に注目したい。

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