住まい・不動産

箱根駅伝でもおなじみ、再開発で生まれ変わった「戸塚」の魅力

戸塚駅西口は再開発で大きく生まれ変わった

戸塚駅西口は再開発で大きく生まれ変わった

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「戸塚(神奈川県横浜市)」について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 気が付けば年の瀬はすぐ目の前。新たな年の幕開けを飾る一大イベントが箱根駅伝ですが、そこで連呼される地名が、今回取り上げる「戸塚」です。箱根駅伝では、“エース区間”と呼ばれる2区のランナーがタスキを運ぶのが戸塚中継所。戸塚駅からは少し離れていますが、街の名所といっても過言ではないでしょう。なお、40代以上の戸塚出身者に話を聞くと、ほぼ100%の確率で、「ヨットスクール?」と言われたことがあるそうですが、あちらの戸塚は人名で、こちらとは関係ありません。

 鉄道はJRと横浜市営地下鉄の2社。JRは東海道線と横須賀線のほか、湘南新宿ラインも乗り入れており、渋谷、新宿、池袋、さらに北関東まで1本で行けるようになりました。横須賀線経由で成田空港や房総半島までも1本。東京駅や渋谷まではいずれも40分程度ですが、寝過ごすととんでもなく遠くまで行くことになります。

 道路状況は、良いと捉えるか悪いと捉えるか、判断は分かれると思います。地図を見れば、駅のすぐ近くに国道1号線が通っており、横浜新道経由で横浜や都心方面へのアクセスも良く、便利なように思われます。しかし、国道1号や横浜新道は交通量が凄まじく、スムーズに走れるのは限られた時間だけです。

 神奈川県の超有名渋滞スポットだった「原宿交差点」は、立体交差化によって状況はいくらか改善しましたし、かの吉田茂元首相がブチ切れたという伝説がある「戸塚大踏切」も2015年に地下化されましたが、いかんせん道路のキャパシティが交通量に追いついておらず、雨などが降ると絶望的な渋滞に巻き込まれることもあります。渋滞への耐性は確実に必要でしょう。

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