住まい・不動産

お金があれば住んでみたい「青山一丁目」、最大の魅力は?

セレブ気分を満喫できるうえ…

 地図を見ると、北側には広大な東宮御所が広がり、道を挟んだ反対側は、現在建設中の新国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場など、公共施設ばかり。さらに南側には青山墓地もあり、あまり住む所は見当たりません。それゆえ、スーパーも無いに等しいのですが、「住みたい街ランキング」のBEST100にランクイン。実は青山一丁目駅には、この街でしかできないことがいくつもあるのです。

 まず、大きな魅力が神宮外苑の存在。「東京五輪を歩いて見に行ける」というのはプライドを大いにくすぐるものがありますし、全国的に有名なイチョウ並木は、歩いてほんの数分なので、散歩コースに組み込むことが可能。ペットを連れてイチョウ並木を歩き、オープンカフェでお茶すれば、気分は完全にセレブです。お金持ち御用達の街としては、西麻布や広尾、白金あたりの方が有名ですが、交通の便ではそれらの街に勝っていますし、六本木、赤坂、南青山などに近いので、飲食店の選択肢は極めて豊富です。

 そして大きなメリットが、治安の良さです。先述した通り、青山一丁目駅の北側には東宮御所があり、警備の警官がそこら中に立っています。これだけ厳重警戒体制が敷かれている街はなかなかありません。さらに駅の近辺には各国の大使館もあり、周囲にオフィスを構える企業も名の知れた一流企業ばかりなので、治安の悪さを感じることはありません。

 家賃相場を見ると、ワンルーム・1K・1DKで13.71万円(ライフルホームズ調べ。11月28日時点)と、ほぼ都内最高額ですが、交通の便の良さ、治安の良さ、さらに「神宮球場や新国立競技場に徒歩圏内」という立地の良さは、この街ならではのスペシャルなもの。都心としては奇跡的に自然が豊富なのも嬉しいポイントです。家賃が払えるだけの稼ぎがあるのであれば、たとえ日常の買い物に苦労することがあろうと、そのデメリットを補って余りある魅力がある街だと思います。

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