中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

残念すぎる刺盛りを食べて思い出した「コスパ悪すぎメニュー」の数々

某居酒屋で出てきた500円の「お通し」

 節約したいならば自炊するに限るだろうが、そうはいっても「ハレの日」には特別な気持ちで外食したいもの。しかしながら、「残念すぎる外食メニュー」というものは確実に存在する。ほぼ毎晩どこかで酒を飲んでいるというネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、自身が経験した「あまりにもコスパが悪いメニュー」を振り返る。

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 私は「コスパ」という言葉は本来は嫌いです。出てきたものを「得か損か」でしか考えないというのはさもしいと思うからです。しかし、時々「コレでこの値段はアリかよ!」と絶句してしまうようなものが出ることもあります。

 先日・富山に行ってきたのですが、居酒屋で「富山湾の刺身3種盛」なんてものがあったんですよ。価格は2500円のデラックス価格! となれば、すごいのを想像するじゃありませんか。「それはお前が期待し過ぎw 貧乏人乙」とは言わないでください。散々東京で「刺身3種盛」を食べてきて、これらはまぁ、1500~1800円ほどです。2500円を取るには「5種盛」が妥当です。というわけで、私は2500円の「富山湾の刺身3種盛」で以下のようなものが出てくるのを期待していました。

・分厚いブリが8切れ
・白エビが小鉢から溢れんばかりに入っている
・薄切りのカレイが8切れ+縁側4切れ
・「3種盛」と言いつつも、サービスで締めサバやマグロの切れ端みたいなものが隅っこに置いてあり、実質は「4種盛」

 しかし、実際に出てきたのは、

・白身魚の昆布締め2切れ(恐らくスズキ)
・薄っぺらいブリ5切れ
・白エビが小鉢の下から3分の1ほど入っている

 ……でした。正直880円レベルのものです。店としては、「富山湾の刺身」と書いておけば、バカな観光客は有難がって食うだろう、的なことを考えたのかもしれません。この刺盛りが出た時に落胆したのは、今回一緒に旅行をした大食いで知られる編集者・記者の漆原直行氏です。同氏はこう語ります。

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