中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

残念すぎる刺盛りを食べて思い出した「コスパ悪すぎメニュー」の数々

「北陸といえば新鮮な魚介! ……ということで、かなり前のめりになって店に入りましたし、刺身はこの日の夕食のメインアクトになるだろうと大きな期待を寄せていました。だから、人柄は悪くないのだろうけどイマイチ気が利かない店員のニイちゃんが『刺盛りです』なんてテーブルに運んできたとき、『わ~い!』なんて歓喜の声まで上げてしまった。ただ、その盛り付けを見た瞬間、一気にテンションが下がった。『少なっ……』と、率直に思いました。

 ただ、せっかくの富山旅行、せっかくの夕食です。気の置けない友人と過ごす、心地よい時間にしたい。萎える気持ちを抑えて、まあそれなりに楽しそうに食べ始めたわけですが、どうしてもムズムズする。これで味が極上だったりすればまだ救われるのですが、まあ、どう贔屓目に見ても“上の下”、いや“中の上”程度でしょう。東京で同じ料金を出せば、もっと盛りが多くて美味しい刺身が食べられます。『ボッてるな』という印象は拭えませんでした。

 そのガッカリ感を加速させたのが、冴えない店内オペレーションですよ。頼んだビールはなかなか出てこない。呼んでもなかなかニイちゃんが来てくれない。最初に頼んだげんげの天ぷらも、待てど暮らせど運ばれない。いくら注文時に「出すまでちょっと時間がかかるかもしれません」なんて言われたとしても、程度ってもんがあるでしょう」

 さらに、この店では、「“海鮮巻きずし”を頼んだら、ご飯の割合が80%で魚は20%」「海鮮サラダのくせに海鮮が極端に少ない」「とにかく隣の酔客が騒ぎ過ぎ」など色々あり、「あぁ、食べログに頼った自分がアホだった。地元の人に紹介してもらえば良かった……」と嘆いたのでした。

そもそも「お通し」というシステムは必要か?

 まぁ、この店だけでなく、これまでにも「残念な居酒屋メニュー」は様々見てきたので紹介しましょう。まずは冒頭の写真にあるお通しです。これは某居酒屋で登場したのですが、麻雀牌大の厚揚げが2枚入っているだけです。これで500円! こうした原稿を書くと飲食関係者から「席代だボケ」「テーブルチャージって概念を知らないのw」なんて書かれますが、あのさ、そうはいっても、もうすこしマシなもの出せよオラ、としか思えないんですよ。

 もう一枚の写真は、謎の煮物でこれが400円。そもそも「お通し」ってシステム不要なんですけど。「当店はドリンクと一緒に何か一品をまず頼んでいただきます」というシステムでなんでいけないの?

この「謎の煮物」が400円

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