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プレゼント企画の裏側 「当たりやすい」コツはあるか?

「当たりますように」と祈りながらポストに投函

「当たりますように」と祈りながらポストに投函

 雑誌、新聞、テレビなどでしばしば見かけるプレゼント企画。平成の人気番組『進ぬ!電波少年』(日本テレビ)では、お笑い芸人のなすびが懸賞のみで生活する企画が大きな話題を集めたが、果たして当たりはどのように決めているのか? ある出版社の編集部には、プレゼントにまつわる伝説が存在しているという。

「ウチの編集部でかつて採用された抽選方法が、『ハガキをすべてぶちまけて、一番早く落ちたものが当選』というやり方です。先輩いわく、『一番たくさん文字が書いてあるので、インクの重さで1番早く落ちるから』だそうです」(学習誌編集者)

 出来すぎた小話のようだが、抽選方法として楽といえば楽だ。ハガキが来すぎて困ることは少なくないという。毎回高視聴率を記録した超人気音楽番組では、こんなことがあったそうだ。番組制作に携わっていた女性がいう。

「ある人気アイドルグループのプレゼント企画に、1人で数百枚ハガキを送ってきた女性がいたんです。番組では複数の応募を禁止していませんでしたが、これが過熱すると際限がなくなってしまうため、番組内で断った上で、数百枚送った人も“1票”として抽選しました」(番組制作スタッフ)

 一方ではこんな珍事件もある。FMラジオの音楽番組では、ハガキが来なくてトラブルになってしまった。

「ラジオの聴取率を集計するスペシャルウィークは、毎回プレゼント企画を行うのが恒例です。私が担当する番組でも、アーティストのサインのプレゼントを行ったところ、応募がゼロのアーティストがいました。するとバカなスタッフが、当選者発表の際、わざわざ『○○さんのサインは応募がありませんでした』と言ってしまったんです。それをレコード会社の担当が聞いて激怒し、関係者がお詫び行脚するという事件がありました」(FMの音楽番組ディレクター)

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