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高回転率と立地の妙 他に類を見ない『スープストックトーキョー』の強み

スープストックセット。選んだのは「ゴッホの玉葱のスープ」と「東京ボルシチ」

スープストックセット。選んだのは「ゴッホの玉葱のスープ」と「東京ボルシチ」

“食べるスープ”の専門店として、全国でチェーン展開する「Soup Stock Tokyo」(以下、スープストックトーキョー)が、他に類を見ない業態でファンを集めている。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。

「店内で食べる通常の『スープストックトーキョー』が58店舗、そのほかテイクアウト専門の『家で食べるスープストックトーキョー』が9店舗展開されています(2019年9月23日現在)。駅の構内や駅ビルに入っていることが多く、アクセスがいいのが特徴。また、メニューは週替りのスープと、カレー、サラダなどがあり、店舗によって提供される種類が異なります。

 先払いのファストフードスタイルで、店内の雰囲気は清潔感があってシンプルかつオシャレ。女性の利用客が多いですね」

 注文は「セットメニュー」が基本。スモールカップのスープ2種類とご飯orパンがつく「スープストックセット」は920円(税別、以下同)、レギュラーカップのスープ1種類とごはんorパンの「レギュラーカップセット」は740円、カレーライス1種類とスモールカップのスープ1種類にドリンクがつく「カレーとスープのセット」は 1110円だ。

「ファストフードの価格帯としては安い方ではないのですが、“スープをおかずとした定食”という捉え方であれば、まあ納得の価格帯だと思います。スープといっても、具だくさんのメニューも多く、食べごたえがありますしね」(小浦氏)

スープの満腹感で食べすぎ防止

 30代の女性会社員Aさんは、1人で食事をする際には、頻繁にスープストックトーキョーを利用する。

「最寄りの駅構内にあるので、会社帰りに、スープの匂いに吸い寄せられるようにお店に入ってしまうことが多いです。メニューが週替りで、今週は何かなって楽しみにできるので、それもリピーターになっている理由です」

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