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名もなき家事の分担、夫は「家事の新入社員」と考え依頼を

夫にやる気を出させる頼み方とは?(イメージ)

夫にやる気を出させる頼み方とは?(イメージ)

 家庭には、「料理」や「掃除」などの代表的な家事に分類できない「名もなき家事」が存在する。“毎日の献立を考える”“水切りカゴの食器を食器棚に戻す”“洗濯前に裏返しの靴下を元に戻す”“脱ぎ捨てられたコートをハンガーにかける”──。そんな「名もなき家事」だが、家族とうまく分担できると、生活はグッとラクになるだろう。

 そのうえで、手間を減らすための工夫をすれば、負担はさらに軽くなる。『「名もなき家事」を楽しく減らす法』(三笠書房)などの著書を持つ知的家事プロデューサーの本間朝子さんが言う。

「コンロの油汚れをサッと拭けるように9等分したキッチンペーパーをすぐ手に取れる所に置いておいたり、ベランダの物干し竿にもう使わないストッキングを常に結んでおいて干す前に動かせば拭けるようにしたり、ちょっとした工夫でラクになります」

 自分の手間はもちろん、家族がもっと家事に参加しやすくなるための工夫も大切だ。例えば、“自分のものは自分で管理するルールがあるのに、帰宅してからカバンや上着、鍵などをテーブルやソファに置きっぱなしにする夫”には、「ただいまコーナー」が有効だという。

「玄関に近いところに棚やハンガーを設置して、そこにコートやカバン、鍵を置けるようにすればいいのです。疲れて帰ってきてすぐにくつろぎたい日でも、これならストレスなくルールを守りやすい」(本間さん)

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