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経済

あれほど恐れられた「逆イールド」でも米景気が後退しないワケ

2019年12月29日 7:00

 景気がよくなると長期金利が上昇し、後追いで短期金利も上昇。景気が過熱感を増し、インフレが過度に進むような最終局面に至ると、FRBがインフレ抑制に向けて利上げすることで、さらに短期金利が上昇し、長期金利を上回って逆イールドが発生。結果的にFRBが金融引き締めをしすぎたことで景気を後退させてしまう――といったサイクルだった。

 しかし、今回の構図は違う。まず、「シェール革命」(いままで困難とされたシェール〈頁岩〉層から石油や天然ガスを抽出する技術革命)によって石油価格が上がりにくくなったことや、eコマースの普及によって世界的にインフレになりにくい状態となっている。

 この結果、FRBは景気低迷を招くほどに利上げをしていないし、むしろ現在は利上げから、予防的な利下げに転じている。そのなかで、米中通商協議の進展によって景気がこれから再度拡大していく可能性のある状況だ。金利水準自体が低いなかでの逆イールドというのは、これまでとはまったく異なる構図で、気にしなくても良いといえるだろう。

 各種経済指標を見ても米国の内需は強く、景気がいいのに低金利で低インフレという状況にある。そんな強みが続く限り、米景気は後退しないと見た方がよさそうだ。米国株は史上最高値更新に沸いているが、当面は上値が望めるのではないか。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。最新の注目銘柄、相場見通しなどを紹介するメルマガ「日本株通信」も展開中。

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