キャリア

高齢者向けプログラミング学習の現在 アプリ開発で収益化も

最終的には高齢者の収入源になるように

 文字や数字が億劫になってくる高齢者にとって、プログラミングはいかにも難しそうだが、今は“ビジュアルプログラミング”といって、絵や図形を使った子供でもわかりやすい方法があるという。

 東京・渋谷で行われた『シニアプログラミングもくもく会』を訪ねると、女性も含めた約20人のシニアが集まった会場の一角で、『アワー・オブ・コード(R)』と呼ばれるサイトを使ったビジュアルプログラミングの講義が初心者向けに行われていた。

「『もくもく会』は無料の自主学習の会ですが、質問されれば丁寧に教えます。プログラミング方法を勉強するサイトでは、初心者が質問すると“ググってから質問しろ”“マニュアルを読め”などと返されることもしばしば。それで先に進めなくなる人が、特にシニアは多いのです。ここではそれはしません」

 最近ではスキルの高い人が初心者に教えたり、自作アプリを自慢し合ったり、参加者同士の交流も見られるという。

「プログラミングを学んでアプリを開発し、リリースすれば、広告収入やダウンロード数に応じて、お小遣い程度でも収入源になります。プログラミングが生き甲斐だけでなく、稼ぐ武器の1つとして、自立の手助けになることを目指したいですね」

 生命保険会社を定年退職後、『もくもく会』で一からプログラミングを学んだ男性は、資産運用のための複利計算アプリを開発し、昨年リリース。最近は“毎月飲みに行けるくらい”の収入だという。

※女性セブン2020年2月20日号

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