住まい・不動産

賃貸ではなくマンスリーマンションを選んだ人たちが考えるメリット

結婚の“お試し”生活の場所として

 結婚に向けた共同生活の場として、マンスリーマンションを選んだのは、これまで実家で家族と暮らしていた20代の男性・Bさん。美容師として、実家から1時間ほどのところに通勤していた。

「交際中の彼女と同棲生活を試してみたかったものの、結婚していない男女が賃貸物件を借りるのはリスクだと思ったし、初期費用がもったいない。家賃は高めですが、“お試し”生活にはいいかなと思いました」

 マンスリーマンションでの生活には概ね満足しているが、部屋自体には不満を感じることもあると明かす。

「私が借りた物件は全体的に狭めで、25平米もないため、2人で暮らすには不十分。家財道具は必要最低限の性能しかないし、ベッドも作りがしっかりしているとはいえません。もちろん、よく探せばいろいろな物件があると思いますが、僕の場合、だんだんインテリアには物足りなくなってきています」(Bさん)

 家具つきマンスリーマンションでの生活を始めて2年になるというのは、不動産仲介会社で働く20代の男性・Cさんだ。賃貸物件の紹介を仕事としながらも、自身はマンスリーマンションを選んだ理由をこう説明する。

「お客さんに物件を進める一方で、初期費用に大金を支払ったり、立地や家具にこだわったりすることが自分では無駄に思えてきました。年代の近い同業者でも、マンスリーマンションを選ぶ人はけっこういます。今後も選択肢の一つとして検討する人も増えてくるのではないでしょうか」(Cさん)

 賃貸物件とは異なり、マンスリーマンションならではのメリットも少なくないようだ。

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