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発がんリスク懸念の米国産乳製品、国内大手メーカーの使用状況は

2020年3月31日 16:00

国内の大手乳製品メーカーは「米国産」をどの程度使用しているのか?(イメージ)
国内の大手乳製品メーカーは「米国産」をどの程度使用しているのか?(イメージ)

 大型スーパーや輸入食品店に行けば、海外のおしゃれでおいしいお菓子やチーズが簡単に手に入る。今年になってからは、特にアメリカ産の乳製品が存在感を増している。これは1月に発効した日米貿易協定に起因する。チーズなど乳製品の関税がTPP加盟国並みに下がったのだ。

 だが、「アメリカ産乳製品には安全上の懸念がある」と話すのは、食品問題に詳しい東京大学大学院農学生命科学研究科教授の鈴木宣弘さんだ。

「アメリカでは『遺伝子組換え成長ホルモン』を投与された乳牛が飼育されています。牛乳の生産量を増やすために開発された『ボバインソマトトロピン』というホルモン剤を注射するのです。略して『γ(ガンマ)BGH』または『γBST』と呼びます」

 アメリカ・ボストン在住で元ハーバード大学研究員の内科医の大西睦子さんが説明する。

「γBGHを使用して生産された牛乳は、『インスリン様成長因子(IGF-1)』という成分が増える。人間が過剰摂取すると、異常な細胞増殖、つまり、がん化につながると懸念されています」

 発がんの因果関係は明らかになっていないが、最新のレポートでは、牛乳に含まれるIGF-1を摂取し続けることの危険性を示唆している。

「3月18日に発表された、米カリフォルニアのロマ・リンダ大学の研究です。5万3000人の女性を対象にした研究結果では、1日2~3杯の牛乳を飲む人は乳がんのリスクが80%増加することが判明しました。半面、豆乳を飲む人は乳がんリスクが32%減少。原因は判明していませんが、研究チームはγBGHによって増加するIGF-1と乳がんの関連性をにらんでいます」(大西さん)

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