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【ドル円週間見通し】米中対立先鋭化の懸念も底堅く推移か

・5月25日-29日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)5月消費者信頼感指数 26日(火)午後11時発表予定
・予想は、87.0
 参考となる4月実績は86.9に急低下した。新型コロナウイルスの感染拡大や外出制限などの影響で経済情勢は大幅に悪化したことが要因。5月については経済再開への期待が広がっていることから、やや改善する見込み。

○(米)1-3月期国内総生産改定値 28日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率-4.8%
 参考となる速報値では個人消費と企業設備投資が急激に落ち込んでいた。改定値では企業設備投資か在庫投資が上方修正される可能性があるとみられているが、住宅投資は下方修正される可能性があるため、全体の成長率は速報値と同水準にとどまる見込み。

○(米) 4月耐久財受注 28日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比-18.0%
 参考となる3月実績は前月比-14.7%で予想以上の落ち込みとなった。民間航空機受注の大幅な減少が要因。民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注は減少しなかった。4月は、国防関連を除く耐久財受注は企業設備投資の減少大幅な減少が予想されており、全体的には3月実績を下回る可能性が高い。コア資本財の受注も減少する見込み。

○(日) 4月鉱工業生産速報値 29日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、前月比-5.4%
 参考となる3月実績は、15業種中13業種で低下。自動車工業、生産用機械工業などの低下が目立った。4月については、自動車工業を中心に工場停止の企業が増えており、資本財を中心に需要が急減していることから、さらなる悪化が見込まれる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・25日(月):(独)1-3月期国内総生産改定値
・26日(火):(米)4月新築住宅販売件数
・27日(水):(米)地区連銀経済報告
・28日(木):(独)5月消費者物価指数
・29日(金):(日)4月失業率、(欧)5月ユーロ圏消費者物価指数、(米)4月PCEコア価格指数、(米)5月シカゴ購買部協会景気指数

【予想レンジ】
・106円50銭-109円50銭

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