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年金を担保にお金を借りられる 年利2.8%で平均借入額は51万円

2020年7月10日 16:00

生活必需物品の購入のための利用が最も多い。図はWAMの調査報告書(平成28年12月)をもとに作成
生活必需物品の購入のための利用が最も多い。図はWAMの調査報告書(平成28年12月)をもとに作成

「急な入院でまとまったお金が必要になった」「自宅を建てて40年。住宅ローンが終わった途端、家じゅうの設備が壊れ始めた」──。

 現役世代と同様、年金受給世代も、急な出費で頭を抱えることは多い。しかし、利用できる融資制度は少なく、年齢制限が比較的緩い銀行などのカードローンが見つかっても、貸付利率が高く、年利14%を超えることもザラだ。

 だが、年金受給者だからこそ特別に利用できる融資制度があるという。それが、「年金担保貸付」だ。これは、独立行政法人福祉医療機構(以下、WAM)の代理店が窓口となり、年金を担保にして融資を受けられる制度。貸付の上限額は一部のケースを除いて200万円で、融資利率は年利2.8%(労災年金担保貸付の場合は、2.1%)。銀行のカードローンなどと比べると、かなり条件はいいといえる。

「返済は、年金から天引きされるため、返済期日にお金がないと慌てる必要がありません。いざというときのために、知っておいて損はない制度だといえるでしょう」(社会保険労務士の井戸美枝さん)

 担保の対象となる年金は、国民年金、厚生年金などの公的年金のみで、国民年金基金や確定拠出年金などの私的年金は含まれない。

「年金担保貸付は、年金受給者の借り入れ問題から生まれた制度です。銀行から融資を受けられなかった高齢者が、消費者金融などから借金をしてしまい、通帳や印鑑を取り上げられるケースが多発しました。そういった被害を防ぐため、昭和50年に設立され、現在では年間7万人ほどが利用しています」(WAMの年金貸付担当者)

 返済期間は2年6か月以内。月々の返済額は、年金受給額の3分の1が上限とされており、1回の借り入れ額の平均は51万円ほどだという。

「申し込みには連帯保証人が必要で、返済中に亡くなった場合は、不足分を連帯保証人が払う必要があります。家族に迷惑をかけたくない場合は、信用保証機関による保証制度を利用することもでき、その場合は死後の支払いが不要になりますが、年率2.76%が基本利率に上乗せされます」(前出・年金貸付担当者)

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