家計

テレワークで電気代が年2万円増加 コロナ禍の家計をどう見直すか

水道・光熱費の約半分を電気代が占める

水道・光熱費の約半分を電気代が占める

 しかし、全ての人が節約の恩恵を受けられるわけではない。節約効果が期待できるのは、ある特徴をもつ家庭だという。

「電気料金のプランは『アンペア(以下A)』という単位で分けられています。10Aから60Aまであり、電気を多く使う家庭ほど大きなアンペアで契約をしています。40A以上で契約していて、月額4000円以上の電気を使っている家庭は、乗り換えを検討した方がいいでしょう」(前出・畠中さん)

 乗り換え先はさまざまあるが、たとえば、全国展開している『Looopでんき』は、月額の基本料金が0円。電気使用料に応じて金額が決まり、50Aの契約で月の電気使用量が平均的な400キロワットなら、地域の電力会社と比べて、月額で約2000円安くなる場合もあるという。

 さらに、電力会社の乗り換えにはこんなメリットも。

「電力会社の多くは乗り換えキャンペーンを行っているので、1万~3万円ほど、キャッシュバックを受けられることがあります」(畠中さん)

 光熱費の支払いを銀行引き落としにしている場合は、カード払いに切り替えを。カードで払えばその分、ポイントがたまるからだ。なかでも還元率が高いのは楽天銀行デビットカードで、100円につき1円分のポイントがたまる。

 また、契約だけでなく、電気を使う家電製品そのものも見直せる。家庭で最も電気を使うのは冷蔵庫。これを最新の省エネタイプに替えるだけで、消費電力を効果的に抑えられるのだ。 「最新モデルの消費電力は10年前の機種と比べて、3分の2以下になることも。電気代にすると、年4000円ほどカットできる可能性があります」(ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん)

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