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【日本株週間見通し】日経平均は23000円をにらんだ展開か

4連休後の日経平均はどう動く?

4連休後の日経平均はどう動く?

 投資情報会社・フィスコが、株式市場の7月20日~7月22日の動きを振り返りつつ、7月27日~7月31日の相場見通しを解説する。

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 先週の日経平均は上値の重さが意識されながらも2週連続で小幅上昇した。

 17日のNYダウは小幅続落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が反発したことを受けて、週明け20日の東京市場もハイテク株を中心に買いが先行し、日経平均は小幅反発のスタートを切った。新型コロナウイルス感染拡大への懸念から時間外取引でNYダウ先物が軟化したことを受けて下げに転じ、前週末比116.23円安まで下落する場面があったが、7月10日以来となる日銀のETF(上場投資信託)買いもあり、大引けにかけて切り返した。ただ、様子見ムードは強く東証1部の出来高は9億1000万株台と1月21日以来の低水準に落ち込んだ。個別では、英国政府が日本政府に「5G(第五世代移動通信規格)」の通信網づくりで協力を求めたとの報道から富士通<6702>の大幅高が目立った。

 20日のNYダウは一段安の場面があったものの、ウイルスワクチン開発の治験で良好な結果が発表されたほか、米国政府および議会が追加財政策の協議を開始したことが好感され3営業日ぶりの上昇に転じた。また、アマゾンなど主要ハイテク株が急反発し、ナスダック総合指数は過去最高値を更新した流れを好感して、21日の日経平均も続伸した。朝方の買い一巡後は日本電産<6594>などの決算内容を見極めたいとの思惑からもちあう場面があったものの、大引けにかけてはEU(欧州連合)復興基金案の合意のニュースも伝わり、一時22925.58円まで上げ幅を広げる場面があった。

 21日のNYダウは続伸した一方、ナスダック総合指数は反落し、米国市場はまちまちの展開となった。22日の東京市場は4連休を控えた持ち高整理の売りもあり、反落スタートとなった。その後もマイナスゾーンで推移するなか、為替の円高傾向が嫌気され、時間外のNYダウ株価指数先物が上げ幅を縮小したこともあり、大引けの日経平均は前日比132.61円安の22751.61円と3日ぶりに反落した。個別では、前日大引け後に発表の第1四半期決算が市場予想を上振れた日本電産、今3月期第2四半期(4-9月)業績予想を上方修正した富士通ゼネラル<6755>が一段高に買われた。

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