吉田みく「誰にだって言い分があります」

コロナ禍のおせち問題 「一人用」提案で義母に激怒された嫁の嘆き

「そんな他人行儀な正月は嫌だ」

「『家族なんだから、そんな他人行儀な正月は嫌だ!』と、大騒ぎ。『高級おせちなんかもったいない! 私が作れば1万円で豪華なおせちが用意できる!』など、びっくりするくらい大きな声で怒られたんです」

 一人用高級おせちの相場は、有名デパートのもので1万円前後。10名ほどが集まる予定なので、決して安い出費ではない。金額的な部分に関する義母の言い分(もったいない)は分からないでもないが、手作りのおせち料理を大勢でつつくスタイルは、感染症対策の観点からすると甘い印象も受ける。

 この件は夫にも事前に相談済み。了承を得た状態で義母に話を持ち掛けたそうだが、義母から強い反対を示されたところで、竹田さんの本音がこぼれる。

「そもそも、なんで私が義母に話さなくちゃいけないんですかね。夫が話したほうが丸く収まったかもしれないのに。気を遣ったつもりが裏目に出て……。でも気を遣わなかったら『コロナなのに……』と、グチグチ言うでしょうね。コロナ禍の正月って、本当に面倒!」

 現在も正月の話は進んでおらず、モヤモヤした状態が続いているという。夫に仲裁役を頼んだそうだが、「あんまり気にしなくていいんじゃない?」と、判断に困る返事が来てイライラが止まらないことを教えてくれた。

 新型コロナウイルスに対する考え方は人それぞれ異なる。時には家族や親族内で意見が対立することもあるだろう。特に今回の竹田さんのケースのように異なる年代が集まる正月の場合は、様々な配慮が必要になる。

 おせちに限らず、「帰省するか、しないか」「誰が集まるのか」など、“正月どうする問題”は、多くの家庭で今までにないほど厄介なものになりそうだ。

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