吉田みく「誰にだって言い分があります」

“無限くら寿司”に家族4人で挑戦した30代主婦の疲労困憊

“無限くら寿司”のチャレンジは想像以上に過酷だった?(AFP=時事)

「Go Toイート」キャンペーンを使った“裏技”が話題になっている。最初に注目されたのは、鳥貴族で低額商品を注文して、差額のポイントを受け取る「トリキの錬金術」というもの。その後、キャンペーン内容の変更とともにこの“錬金術”は利用できなくなったが、今度は回転寿司チェーンのくら寿司での「無限くら寿司」なるものが注目を集めている。くら寿司で「Go Toイート」のポイントを活用すれば、初回を除いて、ほぼ無料で何度でも食べられるというものだが、実際にやってみるとどうなのか。フリーライターの吉田みく氏が、家族でこの“無限くら寿司”に挑んだという30代主婦に話を聞いた。

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「ネットで話題になっている“無限くら寿司”を試してみよう、と。でも我が家にとっては、想像以上に過酷なチャレンジでした……」

 そう語るのは、都内在住の専業主婦、遠藤友恵さん(仮名・31歳)。無限くら寿司とは、「Go Toイート」キャンペーンで付与されるポイントを利用することで、2回目以降、キャンペーン期間中はほぼ無料で食事を楽しめるというものだ。

 ポイント付与には条件があり、予約サイト『EPARK』にて日時指定の予約と、飲食後のレシートをアップロードする必要がある。このポイント付与のスピードが早いのも、ネット上で話題となった理由の一つ。ただでさえ家族連れや若者を中心に人気のくら寿司だが、同キャンペーンの開始と『鬼滅の刃』のコラボメニューの提供やグッズプレゼント(取り扱い終了)が重なったことにより、来店者はさらに増えたようだ。

 話を聞いた遠藤さんの家族構成は、0歳と3歳の息子、夫の4人家族。実際に食べるのは3人だったが、予約の都合上、4人と入力したという。入店時にその旨を伝えると、店員からは問題ないと言われたそうだ。なお、くら寿司公式サイトには「乳児は対象外となります」とあるが、遠藤さんはそれを知らず、店員もうっかりしていたのかもしれない。

 テレビやネットなどで無限くら寿司が話題になったこともあり、ディナータイムはサイトからの予約が取りづらい状況だったが、最初のポイントをもらうためには、この予約をクリアしなければならない。

 その日に空いている予約可能時間で一番早かったのは19時半。普段は18時に夕飯を済ませている遠藤家には遅い時間だったが、“利用しなきゃ損”の気持ちのほうが強く働き、その日の食事を遅らせることを決めたそうだ。

「普段からくら寿司は良く利用しています。いつもなら我慢する200円皿も気にすることなく楽しめると思ったらワクワクしました」(遠藤さん、以下同)

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