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第3波到来で対面講義に不安も… コロナに翻弄される大学生たちの憂鬱

少し前まではオンライン講義への不満の声も多かったが…(Getty Images)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今春から全国の大学でオンライン講義が導入された。9月以降は、少人数の演習科目や語学の講義などを中心に対面講義を再開させた大学も少なくない。春から夏にかけては、多くの学生から「大学に行かせてほしい」、「オンラインでは大学講義に値しない、学費を返還すべき」という声が上がっていた。一時期はツイッターなどのSNSを中心に、大学に対して抗議の声を上げる学生の姿も目立った。

 ところが、「第3波」到来に伴い、今度は対面講義のリスクを気にするようになった学生も増え始めているようだ。特に、感染者数の多い地域の学生たちは、不安の色を隠せない様子だ。大阪の私立大学に通う男子学生Aさん(3年生)は、こう語る。

「9月からゼミ1コマ、演習系科目2コマ、英語の2コマの週5コマが対面授業です。そのため週に4回、電車で大学に通っています。正直、僕の家から学校に向かう電車はサラリーマンの通勤ラッシュとぶつかってしまい、行きも帰りも電車はほぼ満員です。

 大学の教室にはアルコールスプレーが置かれており、教室に入る前には消毒しろとアナウンスされています。しかし、消毒をせずに教室に入る学生も多く、大教室が割り振られているのに、演習の場合は仲の良いメンバーで団子のように固まって隣同士に座っている学生がたくさんいます。

 もっとも、春はZoomを使った遠隔授業には慣れなかったし、PDFや音声ファイルを配布されてもなかなか勉強に身が入らなかった。そのため僕自身、『大学に行かせろ! 設備費返還しろよ!』とツイッターに愚痴を書いていました。

 そうしたこともあって、いざ対面講義が始まると『やっぱり対面は嫌だ。オンラインに戻してほしい』と言いづらいんですよね……。意識が低い友人は、今も普通に夜な夜な飲み歩いていますし、僕の学部からもコロナ感染者は出ています。正直、いますぐにでも演習をオンラインに戻してほしいというのが本音です」(Aさん)

 大阪の大学に通う別の女子学生Bさん(2年生)も、不安を吐露する。

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