住まい・不動産

裏原宿、奥渋谷、裏横浜… 「裏」「奥」が付く東京近郊の街の魅力と特徴

【裏横浜】
 横浜駅近辺で遊ぶなら、駅周辺の大規模商業施設、西口に広がる繁華街、もしくはみなとみらい方面に足を伸ばすのがオーソドックスでしたが、近年、注目スポットとなっているのが、横浜駅東口の南側に位置する高島・平沼・戸部エリア。これまであまり取り上げられることがなかった「東口の南側」に、ダイニングバー、バル、居酒屋など、カジュアルでオシャレなお店が続々とオープンし、「裏横浜」として売り出しています。

【奥池袋】
 近年、少しずつ見かけるようになってきたのが「奥池袋」という呼称です。池袋は、駅と直結した西武百貨店と東武百貨店、サンシャイン60へと繋がるサンシャイン通り、少し怪しげな雰囲気を残す西口界隈など、遊びの選択肢が多い街ですが、これまでほぼノーマークだった「東口の南側」が「奥池袋」として台頭。東口に出て、明治通りを南(高田馬場、新宿方面)に向かったゾーンが、「奥池袋」として売出し中です。

 東口は、鬱蒼としていた南池袋公園がスタイリッシュな公園に生まれ変わり、巨大書店「ジュンク堂」の脇の東通り一帯にも飲食店が次々とオープン。池袋ユーザーは要注目です。

【裏神楽坂・奥神楽坂】
 一般的にはほぼ使われることはなく、「情報番組などで、そのように呼ばれたこともある」というのがこちら。「裏」と「奥」の2種類が存在するようですが、東京メトロ神楽坂駅と江戸川橋駅に挟まれた、印刷会社や製本会社が立ち並ぶゾーンを指すようです。神楽坂という街自体が、裏道を中心に花開いたような街ですが、「さらにその裏」とでも言うべきでしょうか。“兄貴分”の神楽坂にならい、オシャレなお店が次々と誕生しています。

【裏青山】
 指し示す範囲はあやふやですが、大まかに言うと「青山通りから南青山方面に裏道を入ったゾーン」を表す単語として、時々使われるのが裏青山。岡本太郎美術館、根津美術館などがある港区南青山3丁目、4丁目、5丁目あたりを総称して「裏青山」と呼ぶことがあります。一帯には「骨董通り」というハイセンスな通りもあり、オシャレ度は都内でも屈指のゾーン。なお、青山一帯は“細分化”が激しく、青山通りと表参道を繋ぐ裏通りを「青参道」と呼ぶ動きもあります。

【裏麻布】
 一時期、そのような名前で盛り上げようという動きがあったものの、残念ながら浸透しなかったのが「裏麻布」。場所的には、六本木ヒルズの真裏と麻布十番商店街を結ぶゾーン、住所で言うと港区元麻布を「裏麻布と呼ぼう」という活動がありましたが、一般化するには至りませんでした。

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